深遠で神秘的な道筋

あらゆる大陸におけるすべての古代宗教書には、多くの詩歌の中に秘義というものが挙げられたり、ほのめかされています。しかし、人々はそれを理解していませんでした。実際に、宇宙的規模の無比唯一の宗教というものは存在するのです。この宗教は、そのときの人類の必要に応じて様々な宗教の形を取ります。結果として、宗教紛争というのは理屈に反したものになるのです。それは、本質的にはすべての宗教は普遍的な宇宙的宗教の変形でしかないからです。

最終的な解放へと私たちを導いていく道筋(生き方)を知るために、それを解き明かしていくのがこの研究のただひとつの目的です。私たちがこの研究で解き明かしていく普遍で唯一無二の道筋は世界中のすべての宗教の源であり、今までこれらの宗教に隠され、ほんの一握りの選ばれた人々にだけ握られていました。古代エジプトの不死への道筋は、モーゼに与えられユダヤ人のカバラとなり、グノーシスはイエス・キリストを中心とした初期キリスト教信者に広まり、中世のキリスト教信者には錬金術が、仏陀と共にタントリズムが、インドではパドマサンヴァバが、イスラム教では同様のスーフィーの道筋が説かれ、中国では道教として、チベットではカーラチャクラとして広まる・・・などなど。この道筋の精通者は、世界中で哲学、科学、芸術、宗教に影響を及ぼしてきました。

私たちはグノーシス的原理を研究し、調べ、確証をつかまなくてはなりません。信じる・信じないということで留めるのはやめましょう。この教義は、皆さんにすべての手がかりを与えてくれるはずです。それを自分自身で判断してください。そうすることで、あなたもグノーシスが単に別の理論であるのか、世界とその創造者の真実を知覚するための「本当の道筋」へ私たちを導くものなのかを知ることができるでしょう。

人生には2本の線があります。一方を水平線、もう一方を垂直線と呼びましょう。これらは一秒前でも後でもなく、今 ここで私たちの中で交差しています。

水平線は生まれたときに始まり、死を持って終わります。生まれた者ならば誰しも、生き、楽しみ、苦しみ、病にかかり、そして死ぬのです。水平線上で、私たちは毎日の糧のためにもがいています。水平線上には、現実社会に密接した家・道端・職場などでの苦難を見出すこともできます。水平線が私たちにもたらすものは、錯覚に基づくものなのです。

しかし、そこにもう一本の線があります。垂直線です。素晴らしい梯子であるこの驚くべき垂直線上で、私たちは存在の様々なレベルを見出し、超自然的で超越的な魂の力を見出します。私たちはそれまでの存在、今現在の存在、このつらい存在から変わることができるのです。

まずは、これを読んでくださっている皆さんにお聞きしたいことがあります。今現在の自分を、ひょっとして幸せだと思っていますか? 正直に答えてください。無上の幸福のオアシスの中にいると答えられる人はいないでしょう。私たちは手に負えぬような心配事、悲しみ、不安、つらさを心に抱えています。私たちは多くのことを耐え忍び、その心臓は激しく波打っています・・・。

私たちはこの泥沼から脱却しなければいけません。事実、私たちは徹底的に変化する必要があります。そして、これは垂直な秘密の道筋を意識することによってのみ可能なのです。